リラクゼーションサロンゆずのブログ

いらっしゃいませ♪
Relaxation Salon Yuzuリラクゼーションサロンゆず(岡山市中区)のブログです。 アメリカでマッサージ療法士をしていた経験を生かし、スウェディッシュ(オイル)マッサージ、妊婦マッサージ、ホットストーン、リンパドレナージュ、パラフィンワックス等々 お客様に喜んでいただけるバラエティに富んだリラクゼーションを提供させていただいております。
定期的にマッサージを受けて心身をメインテナンスする大切さを感じていただくため、他店と比べ、施術料金はとってもリーズナブルとなっています。
ぜひ一度お試しくださいね。体験価格として、初めてのお客様は初回を30%オフとさせていただいております。60分6000円から。
英語での施術も可能です。

★お知らせ★
最大割引がなんと、40%!次回予約割引「ゆずトク」ご提供しております。詳しくはウェブサイトをごらんください→→→リラクゼーションサロンゆず

2011-07-21

Trigger point

今日は少しマッサージテクニックのお話。

マッサージセラピーのトリートメントテクニックの1つに、「Trigger Point Release」と言うものがあります。
このテクニックの呼び名は他にもいろいろとあるようですが(私の学校でも先生によって微妙に違いがありました)、これは「Trigger point(略してTrP)」と呼ばれるKnot(節)で押すと痛みを感じる圧痛点のトリートメントのことです。
このTrPの特徴は、ここを押すとそのポイントだけではなく、他の「決まった」部分にも痛みや不快感を感じることです(Reffered pain(RP))。
RPがない場合はTender Point(TeP)と呼ばれます。
(TePはこれはこれでトリートメントの仕方が違います)

個人の生活習慣や姿勢のクセなどで、このTrPというものが徐々に形成されていき、ある日そこが痛みを発したり、その部分が痛まなくてもRPの部分が痛くなったりします。

私の場合、学校へ行き始め、TrP Releaseの勉強をして初めて、自分に下の図のようなTrPがあることを知りました。
*赤い部分がRP。黒い点がTrP。

肩が凝ってきたな~と思い、2日ほどすると必ずこのTrPの部分がズキズキとしてきます。
そして、そこを押すと見事にこの絵と同じような部分がツーーンと痛みを発します。
マッサージをしてもらうときにはセラピストに必ず、TrP Releaseを頼むようにしています。
このトリートメントをしてもらうと、TrPの痛みと同時にRPの部分の痛みもかなり軽くなります。

肩から背中にかけてTrapezius(日本語で僧帽筋)という三角形の広い筋肉が一番浅い部分を覆っているのですが、この筋肉はTrPが大変できやすい筋肉です。
私の場合もこの筋肉の上にTrPがあるようです。

特にデスクワーク、PCワークを長時間されている方、要注意です。 
あと、この図の人は電話をしているみたいですが、こういう風に首を長く傾けるのもよくありません。
オフィスなどで、電話をしょっちゅう肩と耳ではさんで話す人は肩上部にTrPができやすいようです。

先日、マッサージのクライアント様で、右肩の上部にTrP(図の×印のところ)をお持ちの方がいらっしゃいました。
私のTrPとほぼ同じ部分にRPが起きるTrPです。



TrP Releaseを施すと、「右目の奥がすごく痛い」とおっしゃられていました。
図で見ていただくとわかるように、このTrPのRPの一部は目の部分なのですね。
今回は数回、TrP Releaseを施しました。
割と大きめだったので1度では無理なので、またお越しいただくことと、家でのトリートメントの仕方をご紹介しました。
終わったあとは「目がパッチリと覚めたようだ」とのお言葉をいただきました。

この方はすごく寒いオフィスで長時間、デスクワークをされている方なので、推測するに寒いために肩が長時間無意識に若干あがったままの状態にある可能性が。
その状態ではTrapizeusの上部が普段よりも縮んだ状態になってしまいます。
こういった筋肉にとっては不自然な状態が長く続くと、TrPを形成する原因になったりします。
今回のTrPは、頭の側面の頭痛などのRPもありますのでそういう症状が強く出る方もいらっしゃいます。
この方の場合、気づいたらなるべく肩を引き下げる、体、特に肩や背中を暖かくする(冷やすのが筋肉にもっともよくありません)などでTrPをひどくさせないように出来ます。
あと目を疲れさせることによって、TrPがひどくなる可能性もありますので、目を休ませることも大事です。
あとは定期的にTrP Releaseを施すことでかなり痛みが軽減するはずです(これはマッサージセラピストの仕事ですが)。

友人でひとり、偏頭痛がひどい女性がいるのですが、彼女の場合も、肩甲骨の上部付近にTrPがあり、このせいで頭痛がひどくなっている可能性もあるのです。
なぜかというと。毎回マッサージ(+TrP Release)を受けられたあとは、長期間、頭痛が来なくなるそうです。
(マッサージの場合はTrP Releaseだけでなく、筋肉の血流を良くしたり(温度も上がり、やわらかくなる)、神経を落ち着かせたりするので合わせて受けることでさらに頭痛に効果的)
歯が痛いなぁ、と思っていたら、実は遠く離れたTrPが原因だった、というケースもあるんですよ。

こんな風に実は私たちを苦しめているかもしれないTrPですが、生活習慣を変えたり、姿勢を良くする努力をしたり、定期的な運動を始めたりすることで無くなってしまうこともよくあります。
自分にTrPがあるとわかっている部分をストレッチすることも大変効果があります。
マッサージセラピストは効果的なストレッチ方法もクライアントの方々に推奨しますが、やはり続けないと意味がありません。

私の場合はマッサージセラピストと体を使う仕事にもかかわらず、時間がないことを言い訳にして運動をしていないところがきっとダメなんですね~~。
もっと自分を鍛えて、体を守らないといけませんね。
今日のブログ、自分へのいい戒めになったかも(笑)。